[主治医が見つかる診療所] 胃の元気UP法 胃もたれ胸やけ防止&肥満予防にも!

2013年12月16日 カテゴリ: 胃関連

これから年末にかけてクリスマスや忘年会などで食べ過ぎ、飲み過ぎにより胃もたれや胸やけを起こしてしまうことも。
そもそも暴飲暴食をしなければよいのですが、付き合いでそうも行かないもの。そこで今回は弱った胃を元気にして年末を元気に過ごす方法をご紹介。キーワードは「TUF(タフ)」です。

胃の不調は放置しない

胃の不調は放置すると慢性化してしまいます。胃炎のレベルで済めば良いのですが、それが悪くなれば胃潰瘍になります。胃潰瘍を治そうとして体が修復させているうちに、間違って胃がんが発生してしまうことがあるそうです。

胃もたれ

胃もたれとは?

暴飲暴食で胃が弱っている時のサインです。
食べ過ぎた時などに起こる「胃が重い」という感じ、それが胃もたれです。

  • 重い感じがする
  • ムカムカする
  • 鈍痛がする
  • ゲップが出る

これらが主な胃もたれの症状です。

胃もたれは胃が弱り切っていて胃酸が出ない状態(胃酸過少)です。ですから食べ物がうまく消化できない、消化不良の状態です。
その結果、上記の症状が現れます。

胃もたれする胃を72時間でリセット

胃もたれは、胃をこれから紹介する方法でリセットすることで、効果的に解消することが出来ます。

胃がもたれていると感じたら、1日食事を抜いて休ませるそうです。
食べた物が胃から出て行くまで通常6時間から8時間程かかります。胃の機能が落ちている場合は12時間程かかります。12時間かけて空っぽになった胃は、12時間程度である程度回復するそうです。
つまり合計で24時間食事を抜く必要があります。

そもそも胃もたれは胃が「食べちゃいけない」と警告している状況です。そういう時に無理して食べるというのは体によくありません。
胃もたれの状態で食事をすると、胃炎や胃潰瘍の原因になります。

水分補給だけはこまめに行うようにして下さい。常温の水か白湯を1日約2リットル程度飲むようにしましょう。
また、運動はせずに、横になっていたほうが良いです。この時右側を下にして横になります。これは胃の出口が右側にあるからだそうです。

1日食事を抜いたら、胃の粘膜が再生するまでおかゆやうどんなど消化の良いものをよく噛んで食べる事が大切です。これは残りの48時間続けます。

大根やパイナップルは消化酵素を多く含んでいますので、大根おろしやパイナップルを食べることで胃への負担を軽減できるそうです。

パイナップル200グラムと大根おろし大さじ2杯をミキサーに入れ、つぶが少し残る程度に混ぜます。これで大根おろしパイナップルジュースの完成です。細かくすることで、より消化酵素が働きやすくなるんだとか。

72時間リセット法まとめ

  1. 最初の24時間は水か白湯
  2. 寝る時は右が下
  3. 2~3日目は消化の良い物
  4. 4日目以降は特製ジュース

半身浴も効果的

胃腸を良くするには、副交感神経が優位になる必要があるそうです。
38度から39度程度のお湯に20分ほど浸かる半身浴で副交感神経を優位にすることで、胃腸を良くする効果がありますので、半身浴も効果的なんだそうです。

胸やけ

食べ過ぎた後に胸が熱く焼ける不快感。これが胸やけです。
みぞおちの上あたりが焼けたように熱くなって、ひどくなると痛みを感じ酸っぱいものが上がってきます。

胸やけの症状

  • みぞおちの上の焼けるような痛み
  • 胃がキリキリと痛む
  • 酸っぱいものが上がってくる

などの症状が現れます。

胸やけは何故起きるの?

胃酸過多の状態を胸やけと言います。
胃酸過少の胃もたれとは逆に、胃酸が出すぎてしまっている状態が胸やけです。

  • 暴飲暴食
  • アルコール
  • 刺激の強い食べ物
  • カフェイン

これらによって胃が刺激され胃もたれが引き起こされます。
この胸やけが慢性化すると、逆流性食道炎に発展します。これを繰り返すと、食道がんの原因になることもあります。

胸やけを効果的に和らげる方法

グラス一杯の常温の水を飲むことで和らげる事が出来ます。
常温の水を飲むことによって、胃酸が薄められて胸やけが軽くなります。

胸やけの一番の原因は胃酸が出過ぎていることです。そこにグラス一杯の水か白湯を飲むことでおよそ10分後に和らぐそうです。
しかし、既に胃の粘膜が胃酸によって弱っている可能性がありますので、3日間は胃もたれと同じく、消化の良いものをよく噛んで食べるようにしましょう。

胸やけの時にやってはいけないこと

ジュースやコーヒーを飲んではいけません。特に柑橘系のオレンジジュースは胃酸分泌が増しますし、コーヒーも胃酸が沢山分泌されることから胸やけを悪化させてしまいます。
他にも、アルコール類、紅茶や緑茶などカフェインを含んだ飲み物も厳禁です。

胃酸過多と胃酸過少を見分ける方法

酸っぱいものが上がってきて、胃がグルグル動く場合は胃酸過多
苦い水が上がってきて、ゲップゲップする感じは胃酸過少です。

胃薬を飲む時の注意点

胃酸過少の胃もたれの場合は、胃酸を抑える薬は飲んではいけません。
胸やけの時は胃酸を抑える薬を飲みましょう。

胃もたれの場合は消化を助ける胃薬を、胸やけの場合は胃酸の分泌を抑える胃薬を飲みましょう。

胃を元気にする栄養素「TUF(タフ)」とは?

胃を元気にできる栄養素、それがTUFです。普段からこれらを食べることで胃を正常にしてくれます。

T

アルコールが胃の中に入るみるみるうちに胃の粘膜が炎症を起こします。それを軽減してくれるのがタウリンです。

これがTUFのうちのTである「Taurine」です。
タウリンは、イカやタコなど魚介類に多く含まれています。タウリンは焼くと3割、煮ると5割も失われてしまう事が分かっています。
ですので、生で食べるのが一番タウリンの損失が少なく済みます。

イカの刺し身で約164グラム、生ダコの刺し身では130グラム摂れば一日に摂取すると良いとされるタウリン(700mg)を摂取することが出来ます。
茹でたタコの場合は約260グラムを摂取することでタウリンを十分に摂取できます。

U

Vitamin Uのことです。
ビタミンUは過剰に胃酸が分泌されるのを抑える効果と、胃の粘膜の再生を促す効果があります。
キャベツに多く含まれるビタミンUですが、ビタミンUは冷やすほど量が増えます。43日間冷やしたキャベツには2日間冷やしたキャベツの7.5倍ものビタミンUが含まれていることが実験結果で出ています(内側の葉)。

ビタミンUは熱を加えると壊れてしまいますので、そのまま千切りにして食べるのが良いでしょう。
また、水に溶けやすいため、葉の状態で洗い、千切りにした後は水にさらさないようにしましょう。

F

もずくやワカメ、昆布に多く含まれているフコイダンと呼ばれる物質です。
海藻類に含まれるヌルヌル、ネバネバする成分に含まれているのがフコイダンです。
FはFucoidanでした。

フコイダンは胃の粘膜を守ってくれるそうです。

TUFのまとめ

T タウリン
U ビタミンU
F フコイダン

タンニンも胃に良い

柿や緑茶に含まれる渋みの成分タンニン。
アルコールの吸収を抑える効果があります。

アルコールを飲む前に柿を食べたり、渋いお茶を飲むことでアルコールの吸収を抑える効果があります。

【番組の感想】

かなり長くなってしまいました。アーユルベーダは省いてしまいました。
キャベツが胃に良いというのは初めて知りました。今度からキャベツは長期間冷やしてから食べるようにしようと思いました。
また、胃もたれと胸やけの違いも分かりやすく解説されていて助かりました。

2013年12月16日放送「主治医が見つかる診療所」より

名前:カペラ
どうも、カペラです。健康にまつわるテレビ番組、雑誌、ニュースなどを見かけたらまとめています。人に健康に関して教えるのも好きですし、自らまとめることで自分の知識を高めようという思いもあります。
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