[みんなの家庭の医学] 長引く身体の不調を解消する新事実スペシャル 肩こり編
2014年1月 7日 カテゴリ: 肩こり
しつこい身体の不調を解消する4つの新事実を大公開!
治らない症状を劇的に改善する画期的な方法を名医が教えます。
続いては、肩こり編です。
肩こりとは
肩こりとは、僧帽筋と呼ばれる肩を覆う筋肉が何らかの理由でしなやかさを失った状態のこと。
そんなしなやかさを失った筋肉と肩甲骨に、ある関係がありました。
肩こりと肩甲骨の関係
肩こりは僧帽筋が硬いと認識しているわけです。僧帽筋自体が硬くなる原因は、肩甲骨がうまく動かせないこと。
肩甲骨の動きが制限されて、その肩甲骨を動かそうとして、僧帽筋に無理がかかって肩こりが起こります。
肩甲骨とは
肩甲骨は腕と胴体を結ぶ三角形の骨です。身体では鎖骨とのただ1点でしか繋がっていない独立性の高い骨です。だからこそ、腕の上げ下げや腕を回すといった自由自在に動かすことが出来るのです。
肩甲骨の動きを邪魔する部分とは
肩甲骨を動かしている筋肉は、持ち上げるのが僧帽筋、下の方に引っ張っているのが広背筋。2つの力で引っ張り合っています。
広背筋が硬くなったりすると、肩甲骨が非常に動きにくくなります。
腕を下げたままの作業を長時間続けていると、広背筋は縮んだまま硬く強張った状態になります。次第に伸びにくくなり、肩甲骨が常に下へ引っ張られた状態になり、動きにくくなってしまうのです。
広背筋はなぜ硬くなるの?
同じ姿勢を長時間続けると、筋肉は伸び縮みしなくなります。これによって広背筋が硬くなってしまいます。
肩甲骨がキチンと動いているか分かる!万歳テスト
気をつけの姿勢で万歳をするだけ。
この時、腕・肩・耳のラインが一直線になれば合格です。肩甲骨が健全に動いている事になります。
肩甲骨を動かす3つの肩こり解消体操
指差し体操
- 背筋を伸ばして椅子に座る
- 右手の人差し指を立て右斜前に腕を伸ばす
- 出来る限り腕を伸ばす
- 深呼吸をゆっくり1回
- 左手でも同じ動作を繰り返す
左右で3回ずつ繰り返しましょう。
この動作で柔らかくなるのは広背筋。固まった後背筋をストレッチします。
壁ピタ体操
- 壁に背中を付けて立つ
- 大きく息を吸い込みながら胸を広げる
- 壁に背中全体がピタリと付くように押し付ける
- ゆっくりと息を吐き出す
この動作を3回行えば終了です。
この体操で柔らかくなるのは僧帽筋はもちろん、大胸筋もストレッチできます。
大胸筋が伸びることで、姿勢が改善され、肩甲骨が動くようになります。
つま先立ち体操
- 壁に向かって立つ
- 足は両方のかかとを付け、Vの字にする
- 壁を支えに軽くつま先立ちをする
- ゆっくり10秒数える
- かかとを下ろし、足をハの字に広げ再びつま先立ちをする
- ゆっくり10秒数える
- 足をVの字に広げて再びつま先立ちで立つ
- ゆっくり10秒数える
その後もVの字とハの字のつま先立ち10秒を交互にし、足を広げていきます。
頑張れるところまで広げたら、両足の幅を狭めながら爪先立ち10秒を繰り返します。
これを1往復すれば完了です。
このつま先立ち体操は、後ろになりがちな重心を前に意識させることで、正しい姿勢にし、僧帽筋の負担を減らす体操なのです。
実は肩こりの人に多いのは体重がかかとにかかるタイプです。
そうすると後ろに重心があるため頭が前に出て自然と前屈みになり僧帽筋に負担がかかってしまうのです。
【番組の感想】
五代さん、見事に3つの体操で肩甲骨が動くようになっていました。
私は幸い大した肩こりはないのですが、肩こりにならないように、気がついた時に3つの体操をしてみようかな、と思いました。
2014年1月7日「たけしの健康エンターテイメント!みんなの家庭の医学」より