[主治医が見つかる診療所] 頭痛のウラに隠れた危険な病気

2016年4月25日 カテゴリ: 頭痛

今回は頭痛です。慢性的な頭痛に悩む人は約4000万人、およそ3人に1人と言われています。そんな頭痛の裏に隠れている病気があるんです。頭痛を放っておくと顔面麻痺になる病気、うつ病になる病気、失明してしまうかもしれない病気などが隠れているかもしれません。そんな怖い頭痛が今回のテーマです。

頭痛は数ある体調不良の訴えの中で最も一般的なものです。大抵のものは単なる肩こりや風邪などといった軽いものがほとんどですが、実はその中に一部非常に危険な病気の兆候が隠れていることがあります。

髄膜炎

髄膜炎は脳と脊髄を覆っている髄膜がウイルスなどによって炎症を起こす病気です。適切な治療が遅れると重症化し、長期的な認知障害など後遺症を残す場合もあります。日本人の90パーセントがいつ発症してもおかしくない病気として髄膜炎が紹介されていました。

子供の頃に発症すると言われているある病気が原因で、髄膜炎になってしまうそうです。その病気は・・・。

帯状疱疹

帯状疱疹とは、子どもの頃にかかる水疱瘡の原因であるヘルペスウイルスによって引き起こされる病気で、皮膚に激しい発疹や水ぶくれが起き、強烈な痛みに襲われる場合もあります。なお、水疱瘡は日本人の90パーセント以上の人が10歳までに発症し、誰もが一度はかかる病気と言われています。それではなぜ水疱瘡のウイルスが髄膜炎を引き起こしたのでしょうか。

水疱瘡ウィルスが髄膜炎を引き起こした理由

一度幼少期に水疱瘡に感染すると、完治することはなく、神経の奥のほうで眠り続けます。そして数十年が経ち、中高年になって免疫力が低下した時に眠っていたウイルスが再び活動を開始し、発疹や水ぶくれを起こすのです。帯状疱疹を発症する年齢を見ると、免疫力が低下してくる50代から70代に多くなっていることが分かっています。

また、帯状疱疹は発疹や水ぶくれなど体の表面に症状が出ることが多いのですが、ウイルスが神経の奥深くで暴れ始め、神経の沿って広がり体内で炎症を起こすこともあります。その場合、見た目では判断しづらく発見が遅れることも多いそうです。髄膜炎はこのウイルスが神経の奥で暴れるため起きるのです。

なぜ帯状疱疹が頭痛を招くのか

帯状疱疹はヘルペスウイルスが三叉神経を傷つけてしまいます。三叉神経は脳までつながっているので、それが痛みとなって現れるのです。三叉神経は顔全体から脳に繋がり顔のあらゆる感覚を伝える脳や顔周りの神経で最も太い神経です。

神経痛がひどいため、顔面麻痺になる恐れがある恐ろしい病気です。しかし、早期発見し薬による治療を行うことで軽い症状で済ませることができる病気です。変だなと思ったらすぐに病院に行きましょう。

顎関節症

顎関節症とは顎を動かす筋肉に痛みを生じたり口を大きく開けられなくなったりする病気です。原因は噛みあわせや寝ている時の歯ぎしり、ストレスなどとされており、最近では20代から40代の女性に増えていると言われています。

顎関節症の症状としては、打撲などの外傷がないのに顎が痛い、口を動かすと音がなる、口が開かないという3つの症状が出ます。頻度としては2人に1人がなると言われています。成人の約46パーセントがなると言われています。

顎関節症を放置するとうつ病になる

顎関節症は気づかないうちに進行し、徐々に頭痛が増していき、その痛みの原因が診断されるでわからないので、中にはうつ病になってしまう人ももいるようです。また、放置すると方や手足など全身にしびれや痛みが走ることもあります。

こめかみに痛みが走る

通常は奥歯で自分の体重くらいの力でものを噛みますが、寝ている時の食いしばりや歯ぎしりは無意識のうちに200kgくらいの力が出ています。そのため、筋肉や関節にダメージを与えてしまい、こめかみなどに痛みが出てしまいます。

症状は頭痛だけじゃない

顎関節症は頭痛だけじゃなく、めまい、動悸、息苦しい、頭が重い、肩こり、背中が痛い、全身が痛いなどの症状が出ることがあります。これは顎関節症を治療することで和らげることができます。

通常の顎関節症の場合は頭痛単独で出ることは少ないと言われています。顎の後ろを触ってみて、痛みが出たり、口を開けてみてスムーズに開くかどうか、音がするかどうかを確認してみてください。これらの症状があった場合は歯科医院や口腔外科に相談しましょう。放置しないですぐに病院で診察を受けることが大切です。

緑内障

緑内障は目が見た情報を伝える視神経に異常が起き、視力や視野に障害を起こす病気で、緑内障は場合によっては特に自覚症状がないまま進行して失明するかもしれない病気です。40代以上の日本人の約20人に1人が緑内障にかかっていると言われていて、日本人の失明原因の第1位となっています。

緑内障にはいくつか種類があり、「開放隅角緑内障」「閉塞隅角緑内障」「正常眼圧緑内障」「続発緑内障」の4つに分けることができます。目の中には栄養を運んだり眼球の圧力を調節したりするため液体が流れています。その液体の出口が狭くなるなどして目の中の圧力が高くなる「閉塞隅角緑内障」は頭痛や吐き気、目の痛みなどが出る場合があります。

緑内障が頭痛を起こすわけ

詳しくは分かっていませんが、眼球が傷んで三叉神経が興奮してその結果頭痛が起きていると考えている医師もいるようです。目の視神経は脳から出ていますので、脳と近い場所にあるため、頭痛として起きることがあるそうです。目と脳は神経が密接につながっているため、緑内障以外にも、視神経炎やぶどう膜炎、閃輝性暗点症などでも頭痛が起きます。

頭痛薬で止めても根本的な解決にはならない

よく聞く頭痛薬の副作用は頭痛です。常時頭痛が起きている人は何か原因があるはずです。それを絶たないといけません。頭痛薬の量や回数を守って飲み続けても症状が改善しない場合は重大な病気や他に原因がある可能性があります。そういう時は量や回数を増やしたりせず、頭痛外来や神経内科へ行きましょう。

番組の感想

私も頭痛持ちで、偏頭痛と診断されているのですが、もしかしたら、という気持ちで見ていました。顎関節症でうつ病になってしまうというのは初めて知りました。また、頭痛薬の副作用が頭痛というのは薬をもらう時の紙に書いてあったので知っていたので、量を増やさないようにしていきたいと思いました。

2016年4月25日「主治医が見つかる診療所」より

名前:カペラ
どうも、カペラです。健康にまつわるテレビ番組、雑誌、ニュースなどを見かけたらまとめています。人に健康に関して教えるのも好きですし、自らまとめることで自分の知識を高めようという思いもあります。
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