[駆け込みドクター] うつの新常識を学ぶSP

2015年10月27日 カテゴリ: うつ病

メタボの人はうつ病のリスクが高まり、そうでない人に比べるとおよそ3倍のリスクがあります。
メタボになると、血液中の脂質が増え血管が詰まりやすくなります。これが症状が出ないほどの小さな脳梗塞を起こし、うつ病のリスクが高くなるというわけです。
さて、今回はそんなうつ病の新常識を知っていきましょう。

うつ病予防には納豆を食べると効果的

精神を安定させるという脳内物質セロトニン。実はセロトニンを作るトリプトファンと呼ばれる成分は、納豆に多く含まれています。
そのため、納豆を食べるとセロトニンが増え、うつ病の予防に良いとされています。

その他うつ病に良いとされる食べ物

DHAやEPAを多く含む青魚を食べることでうつ病を発症しにくいとされています。

涙を我慢するとうつ病のリスクを高める

アメリカの研究によると、勘定によって流れる涙はストレスの原因となる物質を排出する効果があるんだそうです。
涙をこらえるとストレスは増大してしまいますので、涙を我慢するとストレスをためてしまうことになります。

そもそもうつ病とはどんな病気なのか

厚生労働省の調査によると、うつ病患者は平成23年に70万人を超えました。
そんなうつ病とはそもそもどんな病気なのでしょうか。

うつ病の特徴的な症状

  • 不安感
  • やる気の低下
  • 思考力の低下

不安感とは、自分は将来どうなるのか?まわりからどう見られているのだろう、という状況が常に続いている状況を指します。
やる気の低下とは、すべての行動が億劫になり、楽しかった趣味にも興味が持てなくなってしまいます。
思考力の低下は、頭がボーっとし、考えるのが嫌になり、判断力が鈍ってしまい、自分の行動に自信が持てなくなります。

体も不調になってくる

胃が痛くなったり、頭痛が起きたり、便秘になったり、吐き気などを引き起こします。更に、食べ物の味がしなくなったり、小さな音が騒音に感じてしまいます。最悪の場合は自ら命を絶ってしまうこともあります。

うつ病とは、脳の病気である

うつ病は精神障害、心のことが原因で起こると考えがちですが、むしろ脳の病気と考えられています。
左側の前頭葉の働きが落ちている、例えば血の巡りが低下しているということが分かっています。左側の前頭葉は意欲や判断力を司る場所ですので、ここの血の巡りが悪くなれば、判断力の低下や意欲低下が引き起こされるというわけです。
また、脳の深い部分に障害が起こると感情の障害が起きてきます。情緒や記憶を司る海馬や扁桃体などの辺縁系に障害が起こることで感情をうまくコントロールできなくなってしまいます。

うつ病になると心筋梗塞、脳卒中のリスクが高まる

うつ病になると、心筋梗塞や脳卒中のリスクが高まると言われています。
生活のモチベーションが下がるため、食事や運動、睡眠に悪影響を及ぼします。血管にトラブルが起こりやすい状況が続いてしまうため、心筋梗塞や脳卒中のリスクが高まるというわけです。

うつ病の診断基準

下記の基準はWHOが発表したものです。

  1. 強い憂鬱感、不安感、イライラを感じる
  2. やる気がでない
  3. 頭が回らない
  4. 食欲の低下、または食べ過ぎてしまう
  5. 不眠、または眠りすぎてしまう
  6. 自分が貧乏だと思い込んでしまう
  7. 重い病気にかかっていると思い込んでしまう

これらの症状のうち1つが2週間以上続くとその他の情報を鑑みてうつ病と診断されます。

うつ病のきっかけとは?

うつ病のきっかけは様々なケースがあります。
上司と部下の間で板挟みとなり極度のストレスを受けたり、睡眠不足、引っ越しによる環境の変化、自分の身近な人がいなくなってしまう、などが挙げられます。

睡眠不足はうつ病のリスクを高める

1日4時間半以下の睡眠を5日間続けると、脳の活動が低下し、うつ病のリスクが高まるとされています。なので、しっかりとした睡眠をとることがうつ病を回避する方法と言えます。

うつ病の診断を助ける客観的な目印とは

血液検査でうつ病かどうかが分かるようになってきました。血液中に含まれるPEAという物質がうつ病の人だけ低くなっていることが判りました。

PEAって何?

PEAとは、血液中に含まれるリン酸エタノールアミンという神経物質のこと。
うつ病になると血液中のPEAの量が低下します。うつ病が回復すれば数値が上昇することがわかっています。
PEAの基準値は1.5から3とされています。1.5以下であればうつ病と診断されます。

うつと食事の以外な関係

うつをはじめとするメンタルのトラブルに食事が深く関わっていることが分かっています。その割合は9割とされています。
偏った食事で栄養不足になると神経伝達のもととなる物質が減少して脳の働きが鈍ります。すると、うつのような状態になると考えられています。
食べ物がうつの症状を発症させる4つの型がありますのでご紹介します。

食べない型

1日2食で、食事がすごく貧弱だったりすると1日の栄養素が足りなくなります。これによってうつのリスクが高まります。
極度のダイエットなどをする際にカロリーを気にしすぎて食べないと栄養不足になります。

糖質依存型

米や麺類など糖質ばかりを食べる人が当てはまります。

ドカ食い型

決まった時間に食事をとらないで、一度に大量に食べる人が当てはまります。

単品食い型

健康を意識するあまり野菜だけ、果物だけなど偏った食べ方をしていている人が当てはまります。

うつ病の最新治療

うつ病の最新の治療法があります。それを紹介していきます。

磁気刺激療法

磁気刺激療法とは、脳の前頭前野に磁気刺激を与えて、扁桃体の活動を抑え不安や悲しみなどの感情を抑える治療法です。
磁気コイルを左の額部分に当て、脳に刺激を与えます。この治療法はアメリカでは8000人のうつ病患者のうち40パーセントに効果がありました。
投薬の治療に比べてほとんど副作用がないという特徴があり週5日で6週間の時間をかけて行われます。現在保険の適用が検討されています。

自然の癒やしで治す

現代社会はストレスにされされているので、自然に恵まれた環境はより本人の自然治癒力を増幅させる効果があるとされています。
その治療法は、週2日農作業を行い共同作業によるコミュニケーションを取ります。また、土に振れたり太陽光線を浴びるなど、自然の恵みを実際に体感することが重要であるとされています。
また、土の中に生息するバクテリアの一種に精神の安定や幸福感を司る脳内物質であるセロトニンを増やす効果が認められました。

疑似体験で職場復帰

うつ病は職場に戻ってもまた再発することが多く再休職が多い病気です。うつ病は治りかけが危ないとされており、復帰のタイミングを誤れば症状が悪化してしまいます。
その対策として本物の職場に近い環境を再現し実践的なリハビリを行うのが疑似体験です。
復職した患者の数は1000人を超えています。

番組の感想

うつ病の新常識、確かに新常識でしたね。
ゲストによるうつ病チェックも楽しく見ていました。うつ病チェック項目がありますので、みなさんもチェックしてみてうつ病かも?と思ったらすぐに心療内科などへ行ってみるとよいかもしれません。

2015年10月25日「駆け込みドクター」より

名前:カペラ
どうも、カペラです。健康にまつわるテレビ番組、雑誌、ニュースなどを見かけたらまとめています。人に健康に関して教えるのも好きですし、自らまとめることで自分の知識を高めようという思いもあります。
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