[L4you!] 万病の元!歯周病予防 & 治療法

2013年6月 2日 カテゴリ: デンタルケア

平均寿命83歳という日本ですが、80歳以上の約7割の人は8本以上の歯を失っているそうです。その原因の多くは歯周病で、10代から始まり40代以上の約8割は歯周病とも言われています。
しかも厄介なのは、虫歯と違い痛みがないため気付いた時には手遅れになることもあります。
更に、歯周病を放置しておくと、糖尿病や心筋梗塞、脳卒中などを悪化させるリスクを高めてしまいます。
くわえて歯周病による発ガン性も研究されており、歯周病を放置しておくと、今までの常識以上に身体に良からぬ影響を与えることがわかってきています。
そんな歯周病の検査方法や治療法、予防法などが紹介されたL4youの情報をご紹介します。

歯周病で何故歯が抜けるの?

歯周病になると、歯を支えている土台がくずれてしまい、その結果歯が抜けて落ちてしまいます。
歯の土台が崩れる原因をつ作っているのが歯周病菌です。

歯周病菌はどこにいる?

歯と歯茎の間の隙間に入り込んだプラーク(歯垢)に、歯周病菌が潜んでいます。
この歯垢に含まれている細菌や歯周病菌によって歯茎が炎症を起こした状態を「歯肉炎」と呼びます。
歯肉炎が進行することで、歯と死肉の溝が深まります。これで更にプラークがたまりやすくなるという悪循環が始まります。
そして深まった溝の中で歯石に変化し、更に炎症が強まることで、歯を支える「歯槽骨」がなくなってしまい、土台が崩れていくのです。

歯周病による動脈疾患の危険度

喫煙が何もしない人の2倍であるのに対し、歯周病である場合は5.45倍に高まるという結果が出ています。
これは、歯周病菌が歯茎の毛細血管から入り込むことで、動脈硬化を誘発することが原因と言われています。

歯周病を治せば糖尿病が改善する?

糖尿病患者に歯周病の重症患者が多いと言われています。この人たちの歯周病を改善することによって、血糖コントロールが改善するとの研究結果があるそうです。
逆に、糖尿病の治療を行うことで、歯周病による出血を抑える研究結果もあります。
これは歯周病菌によって歯肉炎が起こり、その炎症で生まれた物質が糖尿病の原因であるインスリンの働きを防いでいるからと考えられています。

歯周病には発がん性もある?

イギリスの研究結果として発表されていますが、歯周病の人はガンの発症率が高まります。

歯周病になりやすい行動

喫煙、睡眠不足、ストレスが歯周病を進行させる要因とされています。
中でも喫煙によって歯周病菌の繁殖を促してしまうそうですので、まずは禁煙です。

歯周病の最新検査法

ペリオチェックという検査方法が用いられています。
これは歯と歯茎の境目にある溝に歯周病菌がいるかどうかを簡単に調べることができます。

ペリオチェックの方法

1.歯と歯肉に溜まった歯垢(プラーク)を採取し容器に入れる
2.容器に歯周病菌に反応する薬剤を注入
3.保温器に入れて15分間置く
4.時間経過後、取り出し液体の色を見る

液体の色が青くなればなるほど歯周病菌が口の中に沢山いると判断することができます。

自分でできる歯周病チェック

1.少し触っただけで歯茎から出血する
2.歯茎が腫れている
3.口の中が粘着く
4.歯が長くなったように感じる
5.歯が動いてものが食べづらい

これらの項目でいくつ当てはまりますか?
下に行けば行くほど歯周病の進行も進んでいます。1と2だけであれば歯肉炎の範囲内です。それ以降は歯周病が進行しています。
ですが、1つでも確認出来れば歯医者へ行く必要があります。

口の中の粘着きのチェック方法

口の中の粘着きと言われても、わかりづらいと思いますのでチェック方法をご紹介します。
1.親指と人差し指で輪っかを作る
2.そのまま口の中に入れる
3.親指と人差指で両サイドの奥歯に触れる
4.手前にスライドさせていき、前歯の辺りで口からだし、親指と人差指を口の外で閉じる

この手順の4番で口から糸をひくような場合は口の中が粘ついていると判断できます。

効果てきめん!簡単予防法

予防法としては、歯垢(プラーク)を溜めないことが大切です。
それは、正しい歯磨きを行い歯垢を口の中に溜めないことです。そして、唾液をしっかりと出すことです。

正しい歯磨きの方法

強く磨くと歯茎を傷つけますので、やめましょう。
1.歯ブラシを歯に垂直にする。この時毛先は歯と歯茎の境目に当たるようにする。
2.約20~30往復細かく動かす。毛先を動かさず歯に振動を与えるように動かす。

慣れるまでは歯磨き粉を使わずに、歯を磨きましょう。これによって適当に歯磨きを終わらせることがなくなりますし、本当にスッキリと歯磨きが行えたかが分かります。
歯磨き粉を付ける場合は歯ブラシの3分の1程で十分です。
なお、差し歯や銀歯がある場所は自分の歯よりも歯垢がつきやすいので、より丁寧なブラッシングを心がけましょう。

歯と歯の間にはフロスを使う

フロスを使うことで、歯ブラシでは摂ることの出来ない歯と歯の間の歯垢を落とすことができます。
フロスにはいくつか種類があります。糸だけのものや、手で持つ部分がついているもの、歯間ブラシなどがありますので、自分にあったものを使って歯と歯の間の歯垢を落とすことを心がけましょう。

歯科の世界では「Floss or die」という言葉があるほどフロスは重要とされています。慣れないうちは大変ですが、しっかりとフロスを行うことが大切です。

ですが、やり過ぎはよくありません。歯間ブラシは特に歯を削ってしまう可能性がありますので、1日1回やる程度にしておきましょう。

唾液の効果

唾液には抗菌作用があります。それによって歯周病菌の繁殖を防ぐことができますし、口の中にできた傷が治る速度を早めてくれます。
口を閉じた状態で「の」の字を舌で書くように動かすことで唾液の分泌が促進されます。

驚きの最新治療術!

以前は歯周病が悪化するとその進行を止めるか、それでもダメなら歯を抜いてしまうという治療法しかありませんでしたが、現代では歯周組織を再生させるという方法があります。
再生医療ですので、重症化してしまうと行うことはできません。

歯周組織再生療法(GTR法)とは

歯槽骨を覆うようにGTR膜を端に取り付けて歯肉でそれを閉じます。これで、歯と歯肉の間に隙間ができ、隙間の間に歯根膜が再生され、歯を支える土台が再構築されるという流れです。
GTR膜は体内に吸収されますので、別途取り除く必要はありません。
これは、保険適用ですのでどの歯医者さんでも行うことができます。

バイオ・リ・ジェネレーション法

歯の根元に液体の再生材料を注入することで、歯周組織の再生を促進させる方法です。
こちらは、保険適用外ですので注意が必要です。

【番組の感想】

昔から虫歯に悩まされていた私ですが、その治療中に歯周病の一歩手前である歯肉炎であると診断されました。それから正しい歯磨きの方法と、フロスを使うことを勧められ、2年程フロスを愛用しています。
ですが、細菌若干歯に気になる場所が出来てきたのでまた見てもらうつもりです。しっかりと毎日歯を磨いていましたし、フロスも使っていのに・・・という気持ちで一杯でしたが、今回の正しい歯磨きの方法を再度確認できたことで、いつの間にか手を抜いて歯を磨いていたのかもしれない、と反省することができました。
これから正しい歯磨きを続け、時間を作って歯医者さんに行こうと思いました。

2013年5月29日放送 「L4you!」より

名前:カペラ
どうも、カペラです。健康にまつわるテレビ番組、雑誌、ニュースなどを見かけたらまとめています。人に健康に関して教えるのも好きですし、自らまとめることで自分の知識を高めようという思いもあります。
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