[特番] 石坂浩二&タカトシの"こんな人"は危ない! 最新医療で解決SP ガン最新医療編
2013年7月 3日 カテゴリ: 最先端医療
こういう行動をとる人はこんな危険がある、というリスクをドラマ仕立てに構成している番組です。
普段何気ない行動が様々な病気のリスクとなっている可能性があります。
ガンの3大最新医療が紹介されていました。
冷凍治療
ガンを凍らせて治療する方法です。
本来開腹手術を行いますが、その場合は数日間痛みが続きます。
凍結治療は全くと言っていいほど痛みを感じないそうです。
ガンの冷凍治療を行なっているとして、「東京慈恵会医科大学付属柏病院」が紹介されていました。
マイナス180度になる針をガン細胞に向けて挿入して、ガスを送り込みガンを凍結させます。
がん細胞の水分が凍る事で膨張し、膜が破れがん細胞が死滅するという仕組みです。
治療時間はわずか30分間。傷も殆ど残らず、痛みも全くないそうです。
初期の乳がんなどは日帰りで行えます。
腹腔内温熱化学療法
初期ガン5年生存率100パーセントの治療法です。
この治療を行なっている病院として、「滋賀医科大学医学部附属病院」が紹介されていました。
腹腔内温熱化学療法が有効なガンは「胃がん」です。
がん組織を摘出した後、42度のお湯を注ぎ、術部をじゃぶじゃぶとかき混ぜます。
胃がんを摘出した後、ガンのある場所から体内にがん細胞がこぼれ落ちてしまい、新たなガンになってしまう可能性があります。
そこで、がん細胞を取り除いた後、約42.8度のお湯と抗癌剤でじゃぶじゃぶかき混ぜることでガンを死滅させています。
腹腔内温熱化学療法を行った場合、初期ガンの5年生存率が通常の治療の場合は85パーセントであるのに比べて100パーセント。
後期のガンの場合は、通常5年生存率が31パーセントなのに対し、腹腔内温熱化学療法を行えば78パーセントにまで上昇することが滋賀医科大学医学部附属病院の調べで分かっています。
現在先進医療として国に申請しており、今後の新治療法として大注目されているそうです。
重粒子線治療
炭素の原子核をガンの中に撃ちこむため、メスを一切使わずにがん治療を行うことができます。
重粒子線治療は、炭素の原子核を光に近い速さでガン細胞にぶつけることで、がん細胞を破壊するという治療法です。
重粒子線治療を行なっている病院として「重粒子医科学センター病院」が紹介されていました。
重粒子線治療が有効なガンは「肺がん」「肝臓がん」「食道がん」「前立腺がん」などです。
患者はベッドに5分前後寝ているだけで痛みが一切ないがん治療を行うことができます。
ガンの進行具合にもよりますが、1回の治療で完了し、日帰りでの治療も可能です。
【番組の感想】
様々な最先端医療が知れて大変勉強になりました。
医療費はとんでもない金額になるかもしれませんが、将来的に一般化されれば、数十万円程度で治療が行えるようなるかもしれません。
これから先どのような治療法が出てくるのか、とても楽しみです。
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2013年7月3日放送 「石坂浩二&タカトシの"こんな人"は危ない 最新医療で解決SP」より